Tuesday, September 30, 2008

理科ハウス活用

金曜日、長男が学校の帰りに道ばたでナナフシを捕まえてきた。

家にある図鑑(小学館のNEO)では、ナナフシは3種類ぐらいしか載っておらず、ちょっと該当しない。
見た目で明らかにちがうからだ。

例によって理科ハウスへ行ってみた。理科ハウスには図書室があり詳しい図鑑などの資料を使わせてくれる。今回使わせてもらったのはこの図鑑。持ち帰ったナナフシは「トゲナナフシ」だと分かった。

かながわの自然図鑑 2 昆 虫


この図鑑、神奈川県にいる昆虫しか載っていないので、地元で見つけたものはほぼこの図鑑で見つかるはず、とのこと。編者が「神奈川県立生命の星・地球博物館」であったり、出版元が有隣堂であったり、神奈川に密着している。神奈川県という中でここまで資料をまとめられるこの博物館、実力があるのだろう。いずれ行ってみたい。

同じく理科ハウスで、長女は「転がり実験」を教えてもらった。
ベニヤ板で作った坂道をコーヒー缶やツナ缶や電池を転がしてみてどちらが早く落ちるかという実験。
重さや径の大きさだけでは決まらないのがおもしろい。単純な落下実験ではなさそう。
結果は長女が学校で使っている自分の研究ノートにまとめたが、このように実験を通じて筋道たてて整理する考え方を教わることができるのもありがたい。

計算の仕方

小1の長男と算数ドリルをやっているとき。
長男はぶつぶつとつぶやきながら問題と向き合っている。
4+4 の問題を解くときに「えーと、えーと、10ひく2は・・・・」

子どものあたまの中が見えるようで楽しい。

ちょうど、少し前にwebを眺めていて行き当たった記事『「小2の算数が複雑すぎる」という噂』を読み、記憶に残っていたところ。
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1221751302538.html
「あぁ、こどもたちはこのように考えながら計算するのだ」と思い興味深かった。

Monday, September 29, 2008

陰山英男氏

毎週楽しみにして読んでいた、日経土曜日版、PLUS1掲載の陰山英男氏のコラム、「子どもと伸びる」は9月で終了なのだそうだ。
残念。

その陰山氏のBlog の9/29時点の最新記事は「文章がうまくなる一番いい方法は日記を書くことです
学校の指導方針、それに基づいて日頃苦労しながら妻と子どもが向き合っていることが追認・補強されるようで嬉しくなる。

Sunday, September 28, 2008

プレゼント本

週末、長女が誕生日を迎えた。

恒例にしている、本のプレゼント。
今回は「ギリシア神話」--石井桃子、富山妙子編、のら書店 にした。
2学期には星座の勉強もあるのでその背景にある物語を知ることは役に立つと考えた。
幸い、学校の推薦する100冊の中にも本書が入っている。

6歳の長男には、「昆虫の生活」--松岡英達著、幻冬舎。
最近、よく虫をつかまえては調べているので、興味を引くだろう。
本を選ぶとき、何冊か同じような本--昆虫の絵が精密に描かれていて、名前、生態などが小学生にも分かりやすく書かれているもの--があったが、見比べてこの本にした。

さて、
過去にはどのような本をプレゼントしていたか気になり、確認してみた。
見返してみると、そのときどきに想いを込めてプレゼントしているもの。思い出深い。
ところが直近の記録が昨年の長女の誕生日のもの。クリスマスのとき、長男の誕生日のときは、忘れてしまっていたのか。
大失敗だ

自分でつけていた記録から、子どもたちの誕生日にプレゼントしてきた本の一覧。

長男誕生日
2歳 ポプラ社
3歳 福音館書店
4歳 大日本絵画  福音館書店
5歳  PHP研究所
6歳 ---  

長女


タイトル



岩波書店
1歳



こぐま社
2歳


たからさがし (こどもの傑作集)福音館書店
3歳


おやすみなさいフランシス福音館書店
4歳



岩波書店
5歳


ねむりひめ―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)福音館書店
6歳



BL出版
7歳



福音館書店
8歳



福音館書店
9歳


Wednesday, September 24, 2008

カマキリ補食シーン

カマキリが獲物を捕らえる場面を撮ったので、写真/動画を載せる。
動画は youtube からどうぞ。

Tuesday, September 23, 2008

プロフェッショナル

9月20日(土)付け、日経PLUS1、陰山英男氏のコラム「子どもと伸びる」から
「すみませんでした。しかしわたしの努力は認めてください」と言った。
これで説教のやり直しだ。なぜなら、努力で評価されるのはアマチュアだ。プロは結果がすべてだ。
というくだり。陰山氏は教育者であり、現職は立命館大学副校長。コラムの内容も若手の教師との問答を例に挙げているが、同様のことが会社での仕事にも当てはまる。このことをいかに若手に認識してもらえるか?

また、たまたま録画していた「プロフェッショナル仕事の流儀京菓子司の山口富蔵氏の回を見た。
これも、仕事の心構えとしてとてもヒントになった。

番組の紹介でも、番組の中でも言葉として現れては来なかったが「おもてなし」というキーワードを感じた。
(番組紹介ページから)
客の注文と真摯(しんし)に向き合い、誠意を尽くすことこそが仕事の本質
このことが心に響く。

番組の中に出てきた気になる言葉をメモ。
  • 京菓子はもてなしの食べ物。客を迎えて始めて成り立つ。
  • お菓子を作ろうと思ってはいけない。遊び心が必要。
    お菓子は単なる食べ物。遊びがあるからこそ物語が広がる。だから食べる人が楽しめる。
この言葉を、
お菓子を作ろうと思ってはいけない => 指示されたことだけをこなしていてはいけない
遊び心があるからこそ食べる人が楽しめる => お客様が喜ぶために付加価値を創造していく
というのは拡大解釈しすぎか。
しかし、心に留めておきたいことだ。

理科の観察

秋分の日の祝日、23日(火)

理科ハウスの企画展とその後の休館日が明けて、今日から通常展示に戻ってオープン
預けていた蝶の幼虫がその後どうなったか気になっていて訪れた。蝶だけでなく、他にもいろいろと気になる調べ物、報告などもあった。

蝶は、すでに終齢幼虫になりさなぎ間近だったそうで、近くのミカンの木の近くにはなしたそうで、それを見ることはできなかった。新たに卵から孵った幼虫(まだフン色をしているもの)がまた葉っぱの上をはいまわっていた。

調べ物は、日曜日に見つけたヌスビトハギのことを調べた。
この植物、子どもたちの間ではくっつき虫と呼ばれている。衣服に着いて種を運ばせる種類の植物。このくっつき虫がどうやって服にくっつくのか、実体顕微鏡をつかって見させてもらった。また、詳しい図鑑で調べてみた。
ヌスビトハギと思っていたが図鑑で調べるとじつはフジカンゾウと判明。実の形や大きさ、花のついている場所からそのように判断された。

報告は、カマキリ。
カマキリとエサになるバッタを連れて行き、みんなでバッタを食べる様子を見てみた

毎回、ここの科学館に来ると発見がある。
※写真は、ヌスビトハギから発展し盗人の足跡をつけてみているところ。あまりうま
くその形にはならなかった。

Sunday, September 21, 2008

カマキリ

今日はちょっとした出来事があった。
子どもたち二人ともおなじ出来事を日記に書いたほどだった。

玄関の草むらにカマキリがいるのを発見し、虫かごの中に捕らえた。けっこう若そうな活きのいいカマキリで、捕まえようと伸ばした手をひっかかれたり、羽根を広げた威嚇のポーズを見せられたりした。

エサをやってみようと思い立ち、同じくまわりの道ばたにいたバッタを捕まえてきて同じかごに入れておいた。
始めに2cm~3cm程度のものを二匹。
リビングに虫かごを放っておいて昼食を摂り、戻ってみると両手の鎌に片方ずつバッタをはさんで食べていた。セットしておいたビデオを後で見ると、一瞬で捕まえている様子が分かった。
流してみると本当に一瞬。瞬きをしている間に鎌の中にバッタが収まる。コマ送りで見てみても腕を伸ばし始めてから捕まえるまでは3コマくらい。およそ0.1秒といったところだろう。まさに早技。

その後夕方に、今度は10cmくらいのバッタを捕まえたので、これも同じかごに入れておいてみたら、やはり餌食になってしまった。
捕獲する様子は長女が目撃。捕まえる様子を見た長女は「とった、とった」と興奮気味に叫んでいた。
捕獲してから完食するまで約2時間。

おそるべし、カマキリ
(できたら、後でビデオをupします)


Thursday, September 18, 2008

ダイニングテーブルでの勉強


今週、目にとまったウェブコラム(ブログ)陰山英男氏の「家庭学習はリビングで」というブログ。

小学生、特に低学年のうちは宿題のやり方も分からず誰かに教えてもらいたい気持ちでいっぱいなので、無理に勉強部屋に押し込めるのではなくリビングで親が教えられる状態で勉強させるのがとてもよい、と言う話。

我が意を得たり、という感じ。今のところ我が家でも妻が同様な考えのもと、食卓ですべての宿題をやっている。

この、ブログの同じコラムに載っていた話が先週の日経PLUS1の同氏のコラム「子どもと伸びる」にも書かれていた。
横着な教え方が意外にも効果がある、と言う話。
一年分の感じを二週間で教えてしまったり、100マス計算で何日か分をまとめて作りしかも数字の並びを変えずにコピーしてやらせてみたり。どちらもまさかと思うくらいにテストの結果が向上したのだそうだ。

我が子でも試してみたいという衝動に駆られる。



子どもと過ごす時間


9月16日付け、日経ビジネスのウェブコラム、「渡邊美樹氏の快答乱麻」『【4】どうすれば子どもと過ごす時間を持てますか』が目にとまり、読んでみた。

子どもと過ごす時間をどのように時間を割いて割り当てればよいと感じるかは個人の価値観に依存して決めるべし、という氏のアドバイスは、その通りと感じた。

渡邊氏の著書は書籍であれウェブであれテレビなどの映像であれ、いろいろと接する機会も多くその考え方も字面として「その通り」とも思うことが多い。
自分も同じように思うし自分の考えを文字などで表現すれば同じような言葉になりそうなものなのだが、心で感じる部分には何となく違和感が残る。氏の表現が急進的すぎるからついて行けないのかも。不思議な感覚だ。

この感覚、
その昔ホンダに抱いていた感覚と似ている。
本田宗一郎氏に関する本をいろいろと読み氏の考えに共感する部分が多くあったが、そういう考えやエッセンスの結晶とも言えるホンダの作った車やバイクはあまり好きになれなかった。




Wednesday, September 17, 2008

LEGO Mindstorms My choice

Mindstorms を手に入れようと思ってから、どれにしようかとだいぶ迷った。
情報はいろいろなサイトに散らばっているが、まとめておこうと思う。

Mindstormsのモデルと二種類のキット
Mindstorms には現在二種類のモデル、RCX と NXT があり、NXTの方が新しい。NXTは2006年に登場したようだが、今後使われるのはこちらのモデル。
同じMindstorms NXT でも、玩具用と教育用のキットがある。
違いについてはamazon のカスタマーレビューを見るとよいと思うが、主な違いは以下のようなところ。
  • ブロックの数
  • 収納ボックスの有無
  • 充電式バッテリの有無
  • 入手経路(販売店)
 
玩具用
教育用
 
キット内容
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
レゴブロック (8527)
基本セット (9797) 
 
NXTプログラム制御レゴブロック
 
インテリジェントブロックNXT
1
 
 
 
充電式バッテリー
1
 
・インタラクティブサーボモーター
3
インタラクティブ・サーボモーター
3
 
・タッチセンサー
1
タッチセンサー
2
 
・サウンドセンサー
1
サウンドセンサー
1
 
・光センサー
1
光センサー
1
 
・超音波センサー
1
超音波センサー
1
 
USBケーブル
1
USBケーブル
1
 
・6ワイヤーケーブル
7
コネクタケーブル(長さ各種)
7
 
 
 
ランプ(ライト付ブロック)
3
 
 
 
変換ケーブル
3
(ランプとRCX用センサー/モーターをNXTブロックに接続する)
・作り方説明書
1
組み立て指示書、構成アイテム一覧など
あり
 
・ユーザーガイド
1
 
 
 
・クイックスタートガイド
1
 
 
 
・使い方の簡単なソフトウェア
1
 
 
 
・テストパネル
1
 
 
 
 
 
収納ケース(上段・下段の分類用トレー付き)
あり
 
・ブロック577ピース
577
全ピース数(セットに含まれる総アイテム数)
431
 

 

 

 

 

 

 
 
拡張セット (9648)
 
 
 
 
ブロック
650
基本セットとの組み合わせで2足歩行型ロボットが作れる
 
 
 
 
 
購入経路
Amazon, その他各種オンラインショップにて
 
 
 

また、玩具用/教育用の違いのほかに、ソフトウェアも2種類ある。
上記のキットに含まれるのは "NXT ソフトウェア" だが、NXTインテリジェントブロック用のプログラムを作るには "ROBOLAB 2.9" でも可能。このあたりのサポート関連図はラーニングシステム社の解説図がわかりやすい。

うちがどれを選んだかというと、こちらでも書いたとおり教育用セットにオリジナル教材がバンドルされていたafrel社のデスクロボシリーズ