Monday, October 25, 2010

MINDSTORMS

2週間くらい前から、長男はLegoのロボット作りをやりたくて仕方がなかったが、この週末にやっと時間を取ることができ、組み立てを始めた。

Legoのロボットと言っても、MINDSTORMSというシリーズのAlpha Rex というモデル。MINDSTORMSのシリーズはモーター、ギア、アームを組み合わせたメカの動きと、プログラミングを学ぶことが出来る。
遊びを通してメカ動作の知識や論理思考が得られればよいと思うのだが、まだ長男は遊びの方が先行しているだけ。以前にもこのロボットは組み立てたことがあるが、そのときは組み立てただけ。この教材を使ったWeb講座もあるので、これをきっかけにメカの動きやプログラムを教えてみようと思う。




23日、24日

23日はフラッグの練習。翌日の試合のための準備をする。午前中は翌日の試合で使うプレーの確認を中心に練習。午後は対戦相手のビデオを見ながらミーティングしたのだが、私は参加できなかった。

24日の日曜日には、フラッグフット神奈川大会の2日目が開かれた。低学年チームはブロック優勝すれば関東大会への出場権を得られる。
24日、我がチームの戦績ははじめに当たったチームに敗戦。2試合目は完封勝ちしたが、通算2勝1敗でブロック優勝は逃してしまった。
実力をつけてきていて、低学年チームの最終学年だったこともあり優勝のチャンスだったのだが、残念。

24日の大会、最後は日没時間切れと降雨の心配があったが最終枠の試合中、後半から雨が降ってきた。何とか試合は全て終えることが出来たが、みんな風邪を引かないようにしてもらいたい。

Thursday, October 21, 2010

バレエ発表会

16日、土曜日
朝からフラッグの練習、午後はPTAと忙しかったが、夜には長女のバレエ発表会が予定されていた。

PTAの集まりが終わると、片付けもそこそこに長男をひろってから会場に向かった。会場は大船にある鎌倉芸術館、大ホール。立派な会場だ。

演目は白鳥の湖から、二幕と三幕。長女も習い始めてから長いので、それなりの役をもらえたようだ。

妻と娘は朝から楽屋入りしていた。メイクをしたり写真撮影があったりだと想像するが、待ち時間も多いはず。お友だち同士で楽しくしゃべっていたのだろう。

発表会には長女のお友だちも見にきていただいた。ありがたいと思う。

Wednesday, October 20, 2010

PTA

土曜日、午後からは学校でPTAの集まりがあった。

バザーから一ヶ月経ち、すべての役員、幹事から、担当された場所の改善点などを述べあった。

特に印象が強いコメントなどはなかったが、怪我や事故なく行事を終えられたのが何よりだった。
やっとひと段落した思いがする。

フラッグ、神奈川大会

フラッグフット、小学生の神奈川大会が日曜日17日から始まった。

土曜日は試合に備えた練習。午前中たっぷりとプレーあわせを行ってタイミングなどを確認した。

日曜日の試合。
会場は法政二高のグランド、武蔵小杉まで遠征した。法政二高といえば、強豪、甲子園ボウルの常連校だ。今回初めて訪れたが、グランドは広いし(野球場、サッカー場、ホッケー場、陸上競技場がそれぞれ別にある)とても良いコンディションの会場だった。アメフト普及の一環だろうか、当日ホッケー場では川崎市の小学校のフラッグフットボールの交流会も開かれていた。
会場提供チームには感謝したい。

神奈川大会、我がチームの低学年は午前中に1試合、高学年は午後から2試合予定されていた。
試合結果は、低学年チームは快勝できた。相手は強豪クラブ、そのクラブの最強チームではないが決して侮れないチームだったのだが結果的には面白いようにプレーが決まり、大きな点差をつけることができた。今年から入ってくれた選手の独走シーンが何回かあったのが印象的だった。本人も嬉しかっただろう。

来週も試合が続く。強敵との対戦もあるが勝利に導きたい。

Thursday, October 14, 2010

Suica 期限切れ

10月、4月から6ヶ月経って子どもたちの定期が期限を向かえていたが、気がつかなかった。

いつの間にか子どもたちの通学定期の期限が切れ、毎日チャージの残高から運賃が引かれていた。

2日くらい前に長男が「あと190円くらいしか残ってない」と言っていたときに気づいていればよかったのだが、区間外を乗ることもないのだしチャージ残高が足りなくなることはないと思って聞き流していた。

改札を通るたびに、期限が近いことは表示されていたはずだが、子どもの注意力では気づかないものか。残高は多くてもたかだか1000円程度なので軽症な方だ。

これからは、カレンダー(リマインダー)などに登録しておかねば。

Webを見ていたら、大人でも同様の更新忘れは多いようで、Suicaの設定で定期期限が切れたらチャージを使わないようにすることもできるようだ。今度駅で聞いてみよう。

観音様

日曜日、長男と鉄の井を見てきたが、鉄の井からでてきた観音様のお顔。今では東京、人形町にあるそうだ。
私の勤め先から近いので、通勤中に立ち寄ってみた。

Wednesday, October 13, 2010

英語学習

長女は授業で英語がある。
もう一年以上やっていると思うが、最近やっと言葉としての認識ができてきたようで、我が家にあった幼児向けの英語の本を見つけてきて単語の意味を聞いてきた。

いくつかの簡単な単語(This, It, Thaなど)を覚えたので他のいくつかの語を補えばセンテンスが分かるようになったようだ。

こういう好奇心を大事にしたい。

鎌倉、総合学習

月曜日、祝日、午後
長男といっしょに自転車で出かけた。出かけるときは自転車に乗ることが目的のようなもので特に行き先は決まっていなかったが、しばらくしてから鎌倉の「鉄の井」を見に行くことにした。

長男の学年では、総合学習で鎌倉を調べている。つい最近、鎌倉十井のことを調べたばかり。
すでに鉄の井は見学済みで、「その他の井戸を見たければ自分で(家族で)行ってください」とのことだったようだが、私が聞き間違えて鉄の井は自分で見に行って下さいだと思っていた。それならば、逗子・鎌倉の境にある六角の井にでも行けば良かったのだが、場所を正確に覚えていないことやすでに疲れが見えていたこともあり、その日行くことはやめにした。

鉄の井、調べてみると面白い。井戸の中から観音様の頭が掘り出されたことが鉄の井の由来なのだそうだが、その頭は現在では人形町の大観音寺のご本尊になっているという。人形町は私の勤め先のオフィスからも近い。

長男の自転車乗りは往復約1時間程度。逗子-鎌倉はどのルートを通っても山を越えなければならない。遠くまで行けるようになったものだと感心する。

Tuesday, October 12, 2010

生命誌と末盛氏

前の記事、進化の話では系統樹のことを調べていて、JTの生命誌研究館のページにたどり着いた。

このJTの生命誌研究館は、以前、ちょっとしたきっかけ--毎号付録についているペーパークラフトを長男が作りたがった--から、この研究館の季刊誌、「生命誌」をわが家に送ってもらっていて知っていた。

そして、今年度のPTAの関係で、学校の研修会へのお誘いを受けている。今年の講師はすえもりブックス代表の末盛千枝子氏が話される。

末盛氏の人となりを知ろうと検索していると、やはりこの同じ生命誌対談のコラムにたどり着いた。2008年冬号で、わが家で購読開始する前の号だったが、バックナンバーの記事はウェブでも読めるので読みで見ようと思う。

意外なところでつながるものだ。

JTのこの生命誌研究館、実際の建物もあるようだ。大阪高槻なので簡単にはいけないが、機会があれば訪れてみたい。

生物進化の枝分かれ

土曜日に理科ハウスを訪問。

理科ハウスでの展示、いまは企画展のはざま時期の通常展示。どちらかというと、子どもたちの「科学実験遊び場」になっている。

テーマを持った展示もされているのだが、今回は、生物の進化の枝分かれを初めて見させてもらった。展示自体は2ヶ月くらい前からあったのだが、今回、調べ勉強の題材を探している長男と一緒に初めて体験。展示の工夫に改めて感心させられた。

展示を要約して書けば、進化の過程で枝分かれする系統樹を、分かれ目ごとに分岐のポイントを選びながら「動物」に枝分かれする道をたどる。「細胞の中の遺伝子を一箇所に持っているかどうか」とか「生き物として、一つの細胞で構成するかどうか」とか「体内で栄養素を作ることができるかどうか」などの質問で分岐する。

もう一つは、動物に枝分かれした後、人間(ほ乳類)にたどり着くよう、進化の分岐ポイントをたどる。こちらは絵巻物。絵本の迷路の感覚で楽しめる。こちらも、分かれ道では(胚が成長した穴が)「口になるか、肛門になるか」とか、「体に節があるかないか」とか、「子どもを卵で生むかどうか」等々の質問で分岐する。

生物の系統樹は、たとえば上野にある科学博物館の系統広場にはとても立派な展示があるがこれに通じる。http://shinkan.kahaku.go.jp/floor/1f_jp.jsp

理科ハウスの展示では感心するのは、子ども(小学生)レベルが興味を持つように非常にシンプルに、分岐のポイントとなる生物の特徴の違いだけを抽出し、そして子どもが興味を持てるような言葉で書かれていること。

わが家の子どもたちも何度も科学博物館の系統の広場に行っているのだが、イマイチぴんと来ていない様子。むしろ理科ハウスでの体験が、より詳しく知ることのできる科博の展示や、Wikipedia、その他の文献で調べることにつながっていると思ってくれれば、これほどありがたいことはない。

子どもが面白い、不思議だ、もっと知りたい、という気が起きなければ、どのような詳しい図鑑、博物館も役には立たない。
非常に地味な展示ながら、その工夫にとても感心した。

参考:
wikipedia

JTの生命誌研究館から、進化の話の特集: http://www.brh.co.jp/katari/shinka/


体育祭

子どもたちの通っている学校では、運動会という呼び名ではないが、金曜日が当日。

長女が最終学年なので見に行きたかったが、仕事の都合がつかず断念。

天気にも恵まれたようでよかった。

なぎさブラス

6回のなぎさブラス、コンサートを鑑賞した。

プログラムの流れは定番の通り。第1部で、フォーマルなというか、クラシックというか、、、、組曲やアンサンブルを演奏し、第2部では公演の回ごとにテーマを決め、ポピュラーミュージックを中心に音楽を楽しむ演奏、そしてプログラムに載っていない、毎回のお楽しみ。

今回、第2部のテーマはサンバミュージックだった。マンボNo.5、イパネマの娘などの定番曲。そしてトランペットソロの曲を2曲。Tico Tico no fuba という曲では滑らかなメロディーのソロがとても良かった。子どもたちも気に入ったようだ。

振り返ってみれば、過去のほとんどの公演を聞きに行っている。子どもたちも定番プログラムの展開に安心している様子。「やっぱり倉田さんが席に戻っていないから、次にアレやるんだよね」と言った具合だ。


2009年 http://tanakat13.blogspot.com/2009/12/blog-post_06.html

2008年 http://tanakat13.blogspot.com/2008/11/blog-post_21.html

2007年 http://tanakat13.blogspot.com/2007/07/blog-post_17.html

また、次回、来年の公演を楽しみにしようと思っていたが、思いがけず学校のプリントで、芸術鑑賞として招待公演されるとのこと。保護者も参加できるそうなので、これは楽しみ。

フラッグ練習

体育の日を含む連休の週末、フラッグの練習は運動会と雨天にやられてしまった。

この時期、運動会と重なってしまうのは致し方のないところなのだが、すぐ翌週には公式戦が始まることを考えれば連休にいっさい練習ができないのは大きな他のチームとの差が開いてしまう。

地域をまたがって組織しているクラブチームは不利なところだ。

インターネット利用でのモラルを教えるのは誰か?

わが家での会話から想像すると、学校の保護者の中には、インターネット利用を児童・生徒たちへの指導を学校に望む思いもあるようだ。

自宅で自力では教えきれないので、手近なところでまかないたいような気持ちなのだろう。
ITとかICTと言われている情報通信技術は今後、社会インフラ基盤としてどんどん日常生活の中に入り込んでくる。ある意味、交通ルールと同じような位置づけになっていく。交通ルールや社会道徳を教えるように家庭でも取り組むべき問題だ。

学校で交通ルール指導などで一日だけ警察署が出張してくることがあるように、ICTも専門家のアドバイスを得られるようになっているとありがたい。学校との連絡手段としてe-mailを使っていたり、Webでの情報発信があるので警察署よりも身近な問題でもある。

はじめに書いた保護者の心配ごとは、下に挙げた犯罪のページに挙げられるようなことなのだろう。子どものインターネット/携帯電話の利用に伴う危険性を指導出来るかがポイントだと思う。

警視庁サイバー犯罪対策 http://www.npa.go.jp/cyber/index.html
神奈川県警サイバー犯罪対策 http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesd0015.htm

他方、インターネットプロバイダーやインターネットポータル運営会社などIT関連会社は切実な問題でもあるので、真剣に取り組んでいると思う。自宅で参考にするには以下のようなページが役に立つ。
キッズgoo ルールとマナー http://kids.goo.ne.jp/guide/hajimete/manner/index.html
Yahooきっずガイド http://guide.kids.yahoo.co.jp/

他にも、同種の、インターネット利用時のルール・ガイドという分類分けでWebブックマークにまとめてあるので、参考までに。http://www.delicious.com/tanakat13/security+kids

情報リテラシーという言葉もあるが、学習内容として、パソコンの使い方に重点を置く必要はない。日経ビジネスの記事が参考になると思うが、もの考え方や考えの成り立っている基礎を学ぶ方が大切なので、以前の記事http://tanakat13.blogspot.com/2010/10/blog-post.htmlの用に基礎学習のポイントをアドバイスしていただける方がよほどありがたいと思う。

パソコン操作は情報リテラシーではないhttp://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20100518/214476/?P=1&ST=spc_bi


学校選びのときに考えること

先週、3日の日曜日
朝、ジョギングのために海岸へ向かった。道すがら、私立の中高一貫校があるが、その日は全国中学入試センター模擬試験があり、会場になっていた。長男の進路もそろそろ気になってくる。学校説明会の予定などを気にし始めなければ、と思う。

入学を許されるかどうかはさておき、保護者としてどのような観点で志望校を選んでいくのか、自分の考えを整理しておこうと思う。

通学のしやすさ 、校風、特徴的な先生がいらっしゃる、事業風景(教え方)、部活の内容、男子校女子高、共学等々あるかもしれないが、要点としては大きく分けて、学力(偏差値)に重視するか人間教育を重視かの2点(そしてその両者を取る割合)になるのではないか。
人間教育の面では、学校の教育理念や学校見学の際の校風などから判断し、偏差値、学力の面では生徒の進学先・進学率が参考になるのだろう。

小学校を受験する家庭の場合は、中学への進学先が参考にするし、付属校のような場合は上部校の実績などを参考にする。
子どもを通わせる先として、保護者の手間や時間的な負担が大きいかどうかという見方も加味されるのかもしれないが、教育環境(人間教育)の面からは相反する場合もある。

私自身がPTAなどを通して、保護者の多くが持っていらっしゃる想いとして感じるのは、人間教育や教育環境を重視していること。教育理念に共感して子どもたちを通わせているので、学校には貫き通して欲しい部分なのだろう。

参考にしたページ:
http://junior-exam.reo-research.com/junior-exam/choice.php
http://www.madoka-manners.com/3-chuugakujuken.html

Tuesday, October 05, 2010

金木犀

自宅の周り、練習のグランド周辺などそこここでキンモクセイの香りが漂うようになって来た。
自分の母校でも体育祭とキンモクセイの香りはセットになって記憶に刻まれている。
今年もそういう季節だ。

理科ハウス活用

理科ハウス活用

土曜日、長男と理科ハウスを訪問。長男が聞きたかった質問をメモにして持って行ったが 、タイミング良く質問コーナーが開設されていた。算額というのは聞いたことがあったが、似たようなイメージか。絵馬に質問を書いておくとウラに専門家が回答を書いてくれる仕組み。

算額wikipediaより引用

算額(さんがく)とは、江戸時代の日本で、額や絵馬に数学の問題や解法を記して、神社や仏閣に奉納したものである。平面幾何に関する算額が多い。数学者のみならず、一般の数学愛好家も数多く奉納している。

「風はどこから来るか?」とか「満タンのバケツに違う種類の液体を注ぐとどのように混ざるか?」 というような質問。早速絵馬に書かせてもらった。

翌日、日曜日には再度訪問。
この日は自宅の庭で捕まえた蛾の種類を調べるため。
学芸員の先生に一緒にみてもらって、どうやらコスズメとホシヒメホウジャクのようだということになった。 今回は、子ども用の図鑑(小学館NEO)で調べたが、蝶の仲間などは模様が似ていても違う種類だったりして見分け方が難しい。こういう時に、どこをポイントにして見分ければよいかを専門家から教えてもらえる場所があるのはありがたい。

フラッグ練習

フラッグ練習

週末に行っている練習だが、この時期学校の運動会と重なってしまうのは仕方がない。
土曜日は、チームとしての練習は中止、集まれる人たちだけで自主練を行った。そして、翌週も練習日と学校運動会が重なっているうちが多いので、急遽、日曜日に集まって細部を確認することに。

日曜日の練習では、最近の試合のビデオを見て良くなかったポイントを子どもたちと確認してから近くの公園で実際に動いてみた。普段の練習よりも頭を使った、密度の濃い練習になったのではないか?

Saturday, October 02, 2010

やる気を伸ばすには、つまづきのポイント

学校からのプリント、学年通信にて、子どもの学習に関する指導を頂いた。

「つまづきのポイント」と題する箇所では、算数と国語の2教科で、今この時期に学習の習慣として身につけておくべきことが書かれている。
算数では、計算が誤っていることに対して、いかに違和感を覚え、気づくかがポイントである(その通りだと思う)。そしてその感覚を養うための方法がいくつか紹介された。一つの方法として、規則正しい生活--日常生活の決まり事を忘れずにこなす--というのはなるほど、と思うところだ。
国語では、日記の書き方が単調にならないための工夫。長男には是非とも参考にしてもらいたい。

「やる気を伸ばすには」という箇所では、親/家庭でのあり方についての指導。
こういう保護者向けのメッセージを学校から出してもらえるのはありがたい。子どもの学習法に限らず、家庭が学校の活動に参加することでも、以前ならば「そんなこと当然」とか「そんなの常識でしょ」と考えられているようなことも、やはり、学校があるべき姿を示すことは必要になって来ていると感じる。

最近、聞いた言葉に、ハイコンテクスト文化、ローコンテクスト文化がある。
意味については某Webより引用するが、
ハイコンテクスト文化とはコンテクストの共有性が高い文化のことで、伝える努力やスキルがなくても、お互いに相手の意図を察しあうことで、なんとなく通じてしまう環境のことです。
とりわけ日本では、コンテクストが主に共有時間や共有体験に基づいて形成される傾向が強く、「同じ釜のメシを食った」仲間同士ではツーカーで気持ちが通じ合うことになります。ところがその環境が整わないと、今度は一転してコミュニケーションが滞ってしまいます。お互いに話の糸口も見つけられず、会話も弾まず、相手の言わんとしていることがつかめなくなってしまうのです。このことから、日本においては、「コミュニケーションの成否は会話ではなく共有するコンテクストの量による」ことと、「話し手の能力よりも聞き手の能力によるところが大きい」ことがわかります。

一方、欧米などのローコンテクスト文化ではコミュニケーションのスタイルと考え方が一変してしまいます。コンテクストに依存するのではなく、あくまで言語によりコミュニケーションを図ろうとします(見方を変えればコンテクストに頼った意思疎通が不得意とも言えます)。そのため、言語に対し高い価値と積極的な姿勢を示し、コミュニケーションに関する諸能力(論理的思考力、表現力、説明能力、ディベート力、説得力、交渉力)が重要視されることになります。
日本はハイコンテクスト文化だと書かれているが、次第にローコンテクスト化しているように感じる。また、家庭内の関係が希薄になり、伝統伝承の機会が少なくなってきていたり、世の中が文化的背景の異なる人たちと国際的に競ったり協力しなければならない時代になって来ているので、自分では当たり前と思っていることもいちいち説明しなければならなくなっていくのだろう。