天気がとても心配された。空の観測なので雲がかかっていてもアウト。事前の告知では当日の午後3時ごろに決行か延期か判断するとのこと。3時ごろの空は良く晴れていて、延期のことはまったく考えもおよばなかった。
しかし、夜になって観測をはじめる時刻が近づいてくると次第に風も強くなり、星は見えなくなってきていた。念のため電話をして確認すると、「今日は多分見えないと思います。観測会は来週に延期しますが、せっかくなのでプラネタリウムソフトの上映会をやります」とのこと。
すでに支度万全で中止のことなどかけらも考えていない子どもたちは、当然「行く」、ということで家族そろって出かけた。
春の星空について解説してくれるプログラムの上映が終わり、それでも名残惜しく帰らずにいると、やがて屋上の方から「雲が晴れてきたぞー」という声。風が強い夜だったので、どんどんと雲が飛ばされては新たに流れてきていたため、切れ目になると星が見えるようだった。
幸いにも、家族みな、輪っかがはっきりとした土星の姿を見ることが出来た。私の印象としては、「もっと土っぽい色をしているのかと思ったら、白っぽく見えたのが不思議な感じ」。先生によれば、もっと観測条件が良ければ土星のスジも見えるとのこと。
子どもたちは、せっかくなので自由研究や調べ勉強の題材に出来ればよいと考え、取材を勧めてみた。
何倍ぐらいに見えているのか?望遠鏡はいくら位したか?などなど。
こういうとき、長女の方は質問を躊躇する。その恥ずかしさ具合は分からないでもないが親の立場としてはもったいなく思う。
一方の長男はこういうときにまったくためらいがない。「それじゃ聞いてくる」とすぐに行動につながり先生に聞きに行った。
この質問以外にも、反射式望遠鏡であること。反射式中でも、シュミット・カセグレン式であることを教えてもらった。このことを聞くとさらに、長男は持参した図鑑(星と星座 (小学館の図鑑NEO (8)))を持ち出し、「(カセグレンって)これのことですか?」と教えを請うていた。この行動力はそれはそれで頼もしく思う。
土星の姿は、理科ハウスの日記に載っています。
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