日曜日の午後、理科ハウスで行われたサイエンスカフェに参加してきた。
子どもたちにはテーマが難しかろうと思い、参加したのは私だけ。しかし、小学生らしい子どもたちも数名参加していた。
テーマは「はじめての量子論」 昨年、日本人物理学者がノーベル賞を受賞したことに機に開かれたものだ。
講師は、最前線の研究者ではないが、横浜の高校で物理を教えている教諭。テーマに関しては専門分野の先生だ。
話の内容は、ここに改めて書くほど理解も出来ていないので省くが、サイエンスカフェを聞きながら思っていたことを書こう。
一言でいえば、素人に分かるように話すことの難しさ。
話す側にしてみれば、テーマに関して詳しく知っているが故、あるテーマについて話そうと思うと、聴衆が素人で前提知識がないことを踏まえて話を構成しなければいけない。が必要以上に話しをしていれば時間が足りなくなる。ジレンマだろう。
私はJAXAのマンスリートーク の録音を後からpodcastで聞くのだが、マンスリートークでは解説をして頂く専門家の他に、科学ジャーナリストの方が進行役として全体をコントロールしている。講演時間だけではなく専門家の話の内容をうまく調整し、聞きたい部分は分かりやすくかつ詳しく突っ込んで質問するし、話が難しい方にそれそうになるとうまく話題を切り替えたりしている。
今日、お話を頂いた先生も普段は高校生を相手に教えている先生なので、人に話すことについてはなれている方だと思う。話の内容も興味深いことばかりだったので全体としては満足いく内容だった。
写真は、サイエンスカフェで振る舞われたクッキー。
6種類のクォークを模しているのだそうだ。
u=up, d=down, c=charm, s= strange, t=top, b=bottom
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