子どもたちと日食の観測をした。といっても、逗子・鎌倉はもとより日本全国曇り空。太陽は見られなさそうだった。
丸の内のJAXAiにて、日食観測のイベントがあるということを知り、子どもたち2人をつれて行くことにした。ここでの目玉は、インターネット衛星「きずな」を使って皆既日食の映像を伝送し、中継画像を見られることと、専門家による解説が聞けることだった。
施設としては10:00開館。時間に合わせて行くとすでに列が出来ていた。聞くといすの準備が50席しかないため、先に来た人から優先的に入場させているとのこと。早い人は9:00ごろから来ていたようだった。私たちは、立ち見。とはいえ正面の画面や解説の方の顔も直接見える場所だったので、比較的前の方ではあった。
JAXAiでは、太陽について、日食についてを解説いただきながら、各地の観測状況を進みに合わせて中継を入れるように進行。
解説では、なぜ日食やダイヤモンドリングが出来るかということや、過去の観測で、宇宙から(天気の影響を受けずに)観測した日食の画像を見せてもらったり、日食により月の影が地球に落ちる様子を宇宙から撮影した画像を見せてもらうことが出来た。
中継映像は、奄美大島、硫黄島、小笠原から集まってきていたが、奄美大島近辺も曇り空。直接観測は出来なかったようだ。硫黄島は、民間人は立ち入れないのだが、ハイビジョン映像が中継で見られ、良かったと思う。一番顕著に日食が見られたのは、小笠原の「木もれ日」観測だった。
(*) 木もれ日観測は、葉っぱの間を通った光がピンホールカメラの要領で太陽の形のかげを落とすので、その形を観測しようというもの。
小笠原からの映像では、とてもきれいな三日月形がいくつも重なって見られた。
日食ははじめ、奄美大島で皆既日食入ったことがわかる。雨雲越しにダイヤモンドリングを見ることは出来なかった。その後30分近く経ってから硫黄島で皆既日食に。月の影が地表を移動していく様が想像できる時間だった。
子どもたちに、2時間近くの立ち見はちょっと酷だったと思う。長男の方はべそをかくほどだったが、回りの迷惑を考えてか、わめくわけではなく分別はあったと思う。べそをかきながらも解説の内容は頭に入っている様子だった。
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