Sunday, September 24, 2006

前にも書いたかも知れないが、最近、清水義範氏の文章が気に入って良く読んでいる。

先日図書館で借り、わが子に教える作文教室、講談社現代新書を読んだ。

私が理解した範囲で、要点を抜粋しメモしておこう。
長女が借りた作文の書き方おしえてよ 1・2年も斜め読みしてみたが、概ね要点は同じように感じた。長女は、早速この本に書いてあった技法を日記に用いていたようだ。

  • 子供をやる気にさせる
気軽に文章を書けるようなお膳立てをする
たとえば、親子で手紙を交換する、家族新聞を作成する、など。

# これは早速取り入れてみようと思う。どんな形だったら、自分が息切れせずに続けられるか、ちょっと考えてみてから。
  • ほめてその気にさせる
やってはいけない例
 -字が汚い、丁寧に書きなさいなどの指摘
 -また同テーマの作文(日記)か。たまには別のことを書きなさい。など、子供のやる気をそぐような指導
とにかく、良い点を見つけてほめるようにする。最初のうちは、「長い作文が良く書けたね」などのほめ方でも良い。

また、作文に書かれたことについて、道徳の観点のみで指導するのはもってのほか。
(この本の場合、テーマが「作文指導」のため。 家庭での教育ではまた観点が異なるはず)
  • ことばで遊ばせる
しりとりや、だじゃれなどを普段の会話から用い、言葉の感覚を養っておかないと、文章には反映されない。
  • テンとマルの使い方。
子供の文章は、何かと「~して、~して、~して」と長々と一連の出来事が続けて書かれがちだ。一方で、句点は本来意味の区切りに打つべきだが、子供の作文では書くときの思考の区切りに打たれがち。よって、テンは少なめに。マルは、文章を短く区切るために多めにさせる。というのがこの本での要約。

# このことは、とりあえず頭の隅に置いておこうと思う。長女の書く文章については、しばらく眺めていよう。
  • テーマを絞る/タイトルは最後に付ける
子供の作文のタイトルにありがちな、「~~したこと」という題は加工としている出来事の全体を包括しすぎている。
テーマを絞り、その出来事の中で一番印象に残ったことを書くようにすると同時にそのしぼったテーマに合う題を付けるため、文章を書いた後で題を付ける

# 長女の日記を、昨日、今日の分を見たら、これまでの学校の指導のおかげだと思うが、このレベルのことは出来ているように思う。

# これから以下の部分に関しては、「なるほどな」と思うが、さし当たりは知識に留めよう。長女に当てはめて行くにはまだまだ先のことだろう。
  • 擬人法・比喩を使ってみる
  • 接続詞を使う
「それで」など一つの接続詞だけでで文章をつないでいくと文章が単調になる。
接続詞で文章をつなぐためには、前後の論理的構造がなければうまくつながらない。特に文法を意識せずとも、意味が通るようにさせるために、文章を考えなければならなくなる。

子供たちに考える刺激を与えるために、使わせてみたらよいと思う接続詞が挙がる。
 それで、だから、すると、けれど、ところが、なのに、そして、それから、その上、ただし、または、それとも、次に、
  • 形容詞が使われるようになってくると
形容詞は書き手の感じ方が良く表現される。形容詞が足りないと思ったら、「それはどんな形だったのか、硬かったか柔らかかったか」など、質問をして子供に思い浮かべさせてみる。
  • 手紙を書いてみる
実際には出さない、架空の手紙を書かせてみる。
  • 子供の得意な文を見極める
子供の性格により、得意な文章の分類があるようだ。そのような特性があることを知っていると良い。
文章の種類:
調査報告文、物語、観察文、事実を新聞記事のように書くこと、宣伝文、等々
  • 良い手本を見せる/人の作文を読む
親が子供の手本となる。
本をたくさん読ませる。

# これも学校の指導のおかげ、比較的実践できている用に思う。
  • 読み手がいることを意識させる
書いたことが独りよがりになっていないか、読み手の理解のために説明が必要な部分は説明をしてあるか?
今度から、日記や作文を見るときにはこのようなことを気にしながら読んでみたい。
今週の本

日曜日、図書館へ行き、新しい本を借りてきた。

長男はなんでも世界一シリーズにはまってきた。今週は第2巻、「乗りものと機械」だ。
乗りもので世界一となると、スピード競争のようになるが、時代と共に記録が変わるのでこの手の本には向いていないかも知れない。初版が1996年なのでちょっと最新ではないという感じが分かる。
本の前半部分は、科学や発明の歴史っぽくなってしまうのは仕方がないのだろう。
長男は、先週借りた第3巻「地球と宇宙」が気に入って、竜巻のページや、火山のページをコピーした。
今回の本も、気に入ると良い。

長女は
魔女図鑑―魔女になるための11のレッスンを借りたり、藤真知子氏の「いたずらまじょ子」シリーズの表紙をコピーしたり。
今度ハロウィンパーティーを行うそうだが、それに向けて準備を始めたようだ。
魔女図鑑は昨年の長女の誕生日の時に丸善・丸の内本店のブックアドバイザーより紹介され、いつか購入してみようと Amazon のウィッシュリストにも加えてあった物だ。図書館で書架を歩き回っているときに見つけ、長女に見せるとそのまま貸し出し品に加わった。10章 魔女のお祭り にはハロウィーンの解説も載っている。ハロウィンの準備にはちょうど良いだろう。今回借りることが出来て良かった。
キジバト巣を放棄 

タマゴが落ちていた翌朝、いつものように巣を見上げるとどうも中にはハトはいなくなっている様子だ。
また、玄関先には、巣の材料と思われる小枝が散乱していた。
気になりつつも、そのまま出勤。妻にも昼間見ておいてもらうようにことづけた。

土曜日、はしごをかけ、巣を覗いてみた。
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巣は崩れているし、残っていると思ったもう一個の卵も見あたらない。やはりヘビなどにおそわれたのではないだろうか?
雛がかえるのを楽しみにしていたが、残念。

今さらながら、キジバトの生態を知ろうと、Web検索。いくつかのサイトがあったのでここにメモしておく。

神戸新聞連載第61回 トップに戻る キジバトはなぜ、いつでも産卵できるのか?

きじばとのこと

Yahoo!鳥類図鑑

TEPCO : 生きものたんけん隊|バーチャル自然観察

また、上記サイトの中で書籍に関する記述もあった。
「キジバトのなかまたち」 日本野鳥の会(編集)野鳥の会(編集)谷口高司氏著 あすなろ書房刊

図書館にも蔵書があるようだから、借りてみようと思う。
キジバト2 

キジバトが巣を作りはじめて2週間くらい経つだろうか。

ほぼ毎朝、巣を見上げても巣の中にハトがすわっているだけで変化がない。夫婦で温めているらしく、たまに2羽のハトが入れ替わる。
2階の窓から覗いても、ここからもすわっているハトが見えるだけ。あまり覗きすぎてたまごを放棄してもつまらないので、ただ静観するしかない。つまらないなぁ、早くひなが孵らないかなぁ、と思っていた。

木曜日の朝、家を出るとたまごの一つが落ちていた。
中からはクチバシらしい形も見えている。
誤って落としたか、わざと落としたか、あるいはヘビに狙われたか。
いずれにしても残念だ。
たまごは2つあったので、もう一つが無事生まれるとよい。
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Saturday, September 23, 2006

誕生日に送った本
長女はもうすぐ誕生日。恒例によりまた本のプレゼントを選んだ。

昨年同様に丸善・丸の内本店で、店員からのアドバイスをもらいながら選んだ。
昨年までは、まだ絵本が中心でチョイスしていたが、2年生になってからとても良く本を読むようになった。
長くつ下のピッピは最近図書館で借りて読んでいたし、先日借りたロアルト・ダールの、ぼくのつくった魔法のくすりはあっという間に2/3くらい読んでしまった。



そんなことも店員に伝え、勧めて頂いた中で、今回プレゼントにした本は、「きかんぼのちいちゃいいもうと」シリーズの(2)「おとまり」というものだ。
楽しんでくれると良い。

長男へのプレゼントは「おとうさんはタツノオトシゴ」。長男の大好きな「はらぺこあおむし」とおなじ作者、エリックカール氏。2006年9月の新刊本のようで、丸善では平積みになっていた。


海の好きな長男にちょうど良いと思い、購入した。気に入ってくれると良い。

Tuesday, September 19, 2006

今週の本

長男は、先週に引き続きなんでも世界一の3巻 「地球と宇宙」を借りた。太陽系の星に関してのデータ。地球に関してのデータが並ぶ。1996年出版のこの本には、当然ながらまだ冥王星が惑星の一員に名を連ねている。
地球のデータに関しては、世界一高い山、大きな断層、深い湖などが並ぶ。なかなか面白い。

それから、小学館の図鑑NEOシリーズ恐竜も貸し出し。このシリーズの図鑑は我が家には必需品だ。水の生物があるが海岸で見つけた生き物を調べたり、水族館へ行ったあとで図鑑を開いてみたりして役に立てている。最近、長男は恐竜に興味を持っているので、借りてみた。

長女は、迷いながらも次の本を借りた。
私が書架を歩いていて見つけたライオンと魔女と衣裳だんす。「ナルニア国物語」の原作だよ、と教えるとすかさず貸し出し品の中に加わった。私も読みたいので、夜中にでも読んでみよう。

それから、ぼくのつくった魔法のくすり。やはり書架からロアルトダールのコーナーを見つけて手に取った。長女に「チャーリーとチョコレート工場」の作者が書いた本、だと言うことを教えると、中身をパラぱらっとめくって自分でも読めそうだと確認すると、これも貸し出しに追加。

もう一冊は作文の書き方おしえてよ 1・2年。最近、日記を書くのに行き詰まっていることが多いので薦めてみた。いやがるかと思いきや、これも手にとって貸し出しカウンターへ向かった。

そのほかに、何冊かの物語(日本の民話)を借りていたようだ。
良い本をたくさん読んで欲しいと思う。

Monday, September 18, 2006

「うる覚え」?
うろ覚えの間違いじゃないのか?仕事のメールに書かれた言葉を見て疑問を感じた。この用例に限らず会社内外、ウェブサイト等々ではけっこうな確率で誤用に出会う。
とはいえ、自分の思いこみが正しいとは限らないので、Webを検索して調べてみた。

そこで見つけたのが「誤字等の館(ごじらのやかた)」
http://www.tt.rim.or.jp/~rudyard/index.html

うる覚えの誤用も載っている。(というか、「うる覚え」を検索してこのサイトにたどり着いた)
http://www.tt.rim.or.jp/~rudyard/hirago014.html

どのような要因で元の言葉と取り違ったり言い間違ったりされて行ったのか、その経緯を推測、分析がなされていて面白い。さらには、その間違え方を分類し、命名までされている。

参照時点で、分析されている誤用の言葉(誤字)は160近く取り上げられ、さらにはこのウェブサイトを元に「バカにみえる日本語」のタイトルで書籍化されているようだ。

このサイト、なかなか誤用にいたるまでの分析が面白い。今後、不思議な用法に出会ったときのために覚えておこうと思う。

Wednesday, September 13, 2006

最近、部屋の中にムカデが出没するようになった。

夏以来、アリの駆除を業者に頼んでやってもらっているがそれとも関連しているのだろうか。

あるときは、長女が夜寝るため階段を登りかけたとたん、血相を変えてかけ戻ってきた。行ってみると15センチほどのムカデが階段でのたうっている。

ムカデについて調べようと、Webの図鑑を当たってみた。
家の中でよく見かけるやつは、トビズムカデというらしい。

また、図鑑関連のページを集め、ブックマークしてみた。
http://b.hatena.ne.jp/tanakat03/%e5%9b%b3%e9%91%91/


Monday, September 11, 2006

今週の本
子供たちはほぼ毎週図書館に行って新しい本を借りてくる。

その中で気になったものをピックアップ。

なんでも世界一 第4巻  デヴィット・ランバート(文)、新妻明夫(訳)、岩崎書店刊
長男が図書館で今日、最初に手に取った。
普段なら、一気に貸し出し限度の6冊を選んでくるのに、今日はこの一冊を手にしたら早速開いて中を見始めた。
恐竜、動物、海中の生物、いろいろな角度から世界一のものが書いてある。とても興味をもって見入っていた。

それから、
海辺のともだち 構成/松岡達英、絵と文/下田智美、偕成社刊
森のずかん海辺のずかん、同様に松岡達英氏の本だ。
図鑑のように精密な絵と説明が載っていることに加え、全体が物語仕立てになっているので、子供たちも興味を持ちやすいのだろうか。
だんだん、このシリーズにはまりつつある。
キジバト営巣 
我が家でキジバトが営巣を始めた。気づいたのは1週間ほど前。

ある日出勤で家を出ようとすると、玄関の真上あたりから鳥が飛び立つ音がした。
その後も妻、子供たちがよくよく見てみると、キジバトが巣を作り始めていた。

つい最近、長男のやっている幼児通信教育の教材で「きじばとのあかちゃんのはなし」が配られたばかりだったので、とてもタイムリーな出来事だ。

今日は、巣の上の2階の窓から覗いてみた。ハトが驚いて飛び立った後には、タマゴが。
長女には、観察日記をつけるように勧めた。
ヒナが巣立つまでの間、しばらく玄関の上を見上げる日々が続きそうだ。

ちょっとわかりにくいと思うが、写真も掲載。
一応、真ん中に写っているのですが。

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Sunday, September 03, 2006

図書館でのこと、
児童向け書籍のフロアの一角に、パソコン入門、インターネット入門、のような書籍が集められているところがある。

興味を持ち何冊か開いてみたが、文字の入力方法を解説しているページを見てふと疑問に思った。
「小中学生のための・・・」と銘打っている子供向けの入門書だが、ローマ字入力方法を解説してあった。小学生ではアルファベットはならっていないし、ローマ字も習っていないと思ったからだ。

でも、ちょっと考えが古かったようだ。ちょっとWebを検索しただけだが、最近は小学校4年生でローマ字を習うらしい。おそらくは、パソコン、ワープロの使用を考慮し、「学習指導要領」に盛り込まれるようになったのではないかと想像する。
そういえば、私と同じ会社を辞めて教師に転職した人のブログにも4年生の指導でローマ字を教える記事があったなぁ。

わざわざ、アルファベットやローマ字の綴りを教えなくてもパソコンの文字入力は「かな入力」すれば良いのに。1年生で習うひらがながキーボードに刻印されているのだから、その通り打てばよいと思う。
特にローマ字ではまだ表記のゆれが存在し、特に拗音、(ちいさい「ゃ」「ゅ」「ょ」)の入力では、ヘボン式と訓令式で綴りが違う。そんなことに惑わされずに、書きたい通りにかなで打てばよいのに。

私は、ヘボン式の綴りがすぐに頭に浮かぶので、「しゃ」-> sha とか、「じゃ」-> ja と入力するが、タイプ訓練ソフトなどでは訓令式が採用されているケースが多く、それぞれ "sya", "zya" でしか正解にされない。どちらでも正解なのに理不尽に感じる。
一方で「つ」->"tu"、「し」->"si" とも入力する。こちらはタイプするキーが少ないことが理由。気持ちからすると"tsu", "shi" と打つ方が自然に感じる。

ちなみに私は「かな入力」派。実際の文章の入力でローマ字入力をすることは少ない。

でも「子供のパソコンの使い方について考えること」で書いたとおり、小学校の低学年のうちからパソコンを使わせることもないので、あまり考え込む必要もないかも知れない。

矛盾するようだが最近困ったことと言えば、自宅のパソコンで子供たち用のアカウントをセットしたときのこと。子供たちのIDはアルファベット綴りで作成したが、いざログインさせようと ユーザーID+パスワードを入力させようとしたときは、自分の名前をローマ字で入力させることを説明できなかった。
結局、WindowsXP で、ログオン方法に「ようこそ画面を使用する」、オプションに思い至り、その心配は解消された。(普通はそんなことで悩まないのでしょうが・・・)

しかし、Webを検索してみると、結構ローマ字入力を解説しているサイトが多いみたいですね。
ブックマークしてみましたが、かな入力しているのは無駄な抵抗のようにも思えてきた。(しかし、仮名入力の方が速いんですよね)

子供たちに聞くと、ひらがな入力については、「だって並んでる順番がばらばらでよく分からないんだもん」とのこと。まったく子供の言うとおり、
かなの配列はJIS規格に依るものだが、そのうち、その由来でも調べてみようかと思う。

ふと感じたことを書いておこうと思っただけなのだが、結構深いテーマのようだ。