週末、長男と将棋でコンピュータとプロ棋士が対決する番組を見た。
4-5年前の特集番組が再放送されたので、それを録画しておいた。コンピュータ将棋と当時の竜王との対局を追った内容だ。コンピュータの思考ルーチンが善戦する様子と、そのプログラムの開発者の将棋に関する素人ぶりの対比が面白かった。
私も将棋はまったくの素人だが、番組を見ているそばで長男が将棋の手や戦法の名前をつぶやいていたのには感心させられた。学校の友だちから教わってくるのだろうか。
話は替わり、別の番組。
週末の放送で「ようこそ先輩」がよかったと妻の感想。
内容はとても重く、子どもたちが震災で受けた心の衝撃の大きさが分かる。舞台は北茨城にある小学校だった。
この感想を受けて、私はパソコンを使ってオンデマンド方式のサービスで視聴した。妻の感想に限らず、ブログやSNSなどでの評判を聞いてから、見てみたいと思う番組も多い。
NHKは実験的な取組みで、オンデマンド放送とSNSを組み合わせたような試験サービスを行っているのだが、それを使って見たのが、爆問学問「シリアスゲーム」の回。
シリアスゲームとは、コンピューターゲームの新しいジャンル。ゲームに設定されるシチュエーションが現実に発生している問題にすることでその問題の理解を深めるのに役立てようというもの。番組で取り上げていたのはソマリアの海賊。
その他にもシリアスゲームの例として、難民キャンプに食料を届けるミッションだったり、イギリスでは議員の不正な経費請求を暴くものなどが挙げられていた。不正請求を暴くゲームでは、実際の領収証がネットで公開され参加した市民が不自然な点などを追求、何人もの議員を辞職に追い込んだとのこと。こういう仕組みがあるとよいと思った。
番組が放送されたあとからでも見られるオンデマンド放送はやはり便利だ。
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