Wednesday, February 07, 2007

産院のこと

子どもの宿題「私が生まれたときのこと」から連想して。

長男の出産でお世話になった近所の産院は、最近出産を扱わなくなったとの噂を聞いた。理由まで聞いていなかったので不思議に思っていた。

そんなおり、テレビで地域の産院の取り組みを扱った番組をみる機会があった。
テレビ東京系列、「日経スペシャル ガイアの夜明け」の「医者がいない!? ~“医療難民”を防げ~」という回だった。
福島県のある病院で唯1人の産科医として勤務していた医師が、帝王切開手術で妊婦を失血死させたとして逮捕、起訴された。この事件は、この病院と同じように「医師1名体制」で同じレベルの「医療設備」で出産を扱っている全国の産科医だれもが起訴される可能性が示された事件
個人開業の産院では突発の事故に対する充分な体制が取れない、ということが主な理由のようだ。

近所の産科医が出産を扱わなくなったことも無関係ではないだろう。

1 comment:

marube said...

よく気づいていただけました。

産科医がどんどん分娩をやめている理由のひとつに理不尽な訴訟や逮捕があります。

今後は産科医だけではなく、医療全体にこの傾向が広がっていくと思われます。

患者にとっても医療従事者にとってもどちらにも良い医療システムが望まれるところです。