Tuesday, November 27, 2012

子どもの読書誘導

以前に陰山英男氏のラジオで聞いたことに、
「子どもに読ませたい本は、リビングに置いておけ、子どもが興味を持ったらそれを開く」
と言うような主旨の内容があった。

手前味噌で恐縮だが、自分が読もうと思って図書館で借りた本。食卓の上に置いてあったのだが早速長男が見つけ、「学校に持って行ってもいい?」と聞く。まさに陰山氏のラジオのような状況。

親の立場としてはとてもうれしい。

中国文明の謎


何気なく---とはいえ、長男の漢字好きが気になって申し込んだNHKの特別講座。「漢字のはじまり~何のために文字を書いたか~」
受講出来るとの案内のハガキが来た。本当なら長男と行きたかったが、受講出来るのは1名のみ。長男一人でやるわけにも行かず、私が聞きに行くことにした。

感想を一言でいえば、面白かった
講師は、NHKスペシャル、第2回に出演された阿辻教授。京大で研究されている先生。

面白さの要素のひとつに、話術がある。根っからの関西育ちで、吉本新喜劇でボケとツッコミはマスターしたとおっしゃっていたが、話が聞いていて飽きない。
「長男にも、こういう教授に学ばせたい」と思った。

自分のために講座の要点をメモ
  • 漢字の一つの特徴は表意文字であること。世界中のDaily 新聞で使われている文字(言語) は28種類。そのうち表意文字は漢字だけ。
  • さらに、日本人は3-4種類の文字(漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字)を一つの文章の中で使い分けている、とても珍しい民族。
  • 書写材料により、字の形が左右される。漢字が縦書きになった背景として、竹簡本の存在がある。また、文章を縦書きにも横書きにも出来るのも珍しい。
  • 異なる言語を話す民族の間で共通に意思疎通が図れた背景として、共通の文体---漢文があった。話し言葉とはことなる言語を書き記していた。
  • 意思疎通をはかるためには、共通の文体---漢文が必要だが、現代では漢文は限られた人にしか理解出来ない

3回シリーズの最終回は、予定が変わり今度の日曜日 12月2日 夜9:00から放送とのこと。これも楽しみ。

http://www.nhk.or.jp/special/china-civilization/index.html#nhk04

http://www.nhk.or.jp/special/china-civilization/index.html#nhk03








グローバル人材教育

週末の時間、教育関係のblog 記事をじっくりとを読んだ。内容が濃いので平日の隙間時間に読むには時間が足りず、ずっと先送りになっていたもの。

一連の記事にまとめられたテーマのなかでも興味を引くのが、「グローバル人材教育」。
私の解釈の力では、表面的なところすら理解できていないかもしれないが、

グローバル人材教育に関連して教育プログラムに関する国際的な手法、資格に関わるキーワードがあるが、その一端を理解しようとするきっかけにはなったと思う。

グローバル人材、という言葉はイメージとして「これからの時代、必要」という感想を持つが具体的にどういうことが必要になるのか。定められた範囲の教科を、暗記式にただ覚えればよいわけではない、とは思うがそれ以上のことはあまりクリアにイメージを持てない。
そのような価値基準を自分の中にも持っていたいと思う。

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話題は飛ぶが、NHK の番組、スーパープレゼンテーションでやっていた、「"裸足の学校"から学べること」(http://www.nhk.or.jp/superpresentation/backnumber/121105.html) が面白かった。

プレゼンテーションはインドに作られた学校で行われている独特の学びの実例を紹介する内容。生活の中から生み出される知恵を人々に伝えていく様子が伝えられる。その様子の中には大学での机上の知識では太刀打ちできないような知恵もある。

このような学びの取り組みも、グローバル人材に通じるのではないかと感じた。

Monday, November 26, 2012

学校説明会

週末、学校説明会を聞きに行く。県内でも進学校として知られる学校。
説明の進行や各教科の説明を聞いていると、説明会に慣れていないさそうな様子にすぐに気づく。

いままで、学校説明会にさほど力をいれずとも済んで来たのかと邪推するが説明を聞くうちに学校説明に慣れているかどうかなど全く気にすべき点ではないことにも思い至る。
一言で言うならば、教育理念が浸透し芯がしっかりとしている、という印象。

生活の規律と自主性、学校のどのような特徴を大切に考えればよいか、子どもの特徴と併せてよく見直すべきと感じた。

100分で名著


NHKの番組「100分で名著」今月はアインシュタインの相対性理論

番組の告知から、長男が「見たい」ので録画してくれという。私も面白そうだと思い、自分で見るためにも予約した。

NHKのテキストによれば、「理論を証明するためには数式などは重要な要素だが、『思考実験』に置き換えていくことで難解な理論もわかりやすく説明できる」という。実際、番組の内容を私は分かり易いと感じた。長男は「言っていることは理解できるが、分からない」という。想像するに、リクツとしては理解できても、体験上、時間が遅れたり、距離が短くなったり、同じ事象が見る人の場所によって違って見える、ということが体験的に想像もつかない、ということなのだと思う。

テレビの番組だけでは難しいようだったので、あとからテキストを購入。長男に渡したところすぐに興味を持って読み始めた。
多少詳しい説明と、放送では流れなかった実験などが役に立ちそうだ。

次週、第3回の再放送と、最終回。楽しみ。

Wednesday, November 21, 2012

ほめられると伸びる

ほめられると伸びる長男の自宅での学習はなかなか大変。

気乗りしない者を机に向かわせ、決して少なくない宿題をやり遂げさせなければならない。
本人としては、やらねばならないことは理性では分かっていても、気持ちがついてこない。
「馬を水場まで連れて行くことはできても、その馬に水を飲ますことはできない。」と、いった心境。

課題を力ずくで終えさせるのではなくそのように気持ちを持って行くのが親の務めだと思う。

少し前に読んだ記事、愛知県の自然科学研究機構生理学研究所の研究グループが発表した研究成果では、同じトレーニングをいくつかのグループに分けて行ったところ、自分のことを褒められたグループが一番、技能習得が良かったとのこと。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0800O_Y2A101C1CR0000/

http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0048174

これは職場での仕事の進め方にも通じる。周りの人たちに気持ちよく仕事をしてもらえるような言い方、振る舞いを自分でも身につけたいと思う。

Tuesday, November 20, 2012

美術展

美術展週末、妻と私の母校で開かれている美術展(http://www.jiyu.ac.jp/art30/index.html)へ行ってきた。

この美術展、前回訪れたのは4年前(http://tanakat13.blogspot.jp/2008/11/blog-post_9762.html)。今回も秋晴れの空の下、紅葉している木々の間の展示会場を廻って作品を楽しませてもらった。

長男は今回もワークショップに参加。
毎年の夏休みに草木染め作品を作っている彼にとって、藍染め体験は外せない。今回も凝った絞り模様を作っていた。
さらに、焼き物の絵付けも参加。焼き上がり待つ時間の間にろくろも体験させてもらった。長男としてはどちらかというとこれが目当て。彼よりも小さな子どもたちがするのをずっと見ていて自分の番になるとそれまで見ていたやり方と、指導の先生に教えてもらったこつでチャレンジする。ろくろの回転スピードを変えるペダルの操作も任せてもらったが、このスピード調節もうまくいってほめてもらい、本人も楽しかったことと思う。

小学校の展示では、児童の作品の他に学校説明のコーナーも設けられていた。そこには文集の展示もあり、懐かしいことにちょうど自分が小学生だった年の文集もずらりと並んでいた。妻も子どもたち二人も私の作文を読んで大喜び。作文の苦手だった私にしてみれば、それでも文集には1年間の中でもよくできたものが載っているのだが、子どもたち(中2、小5)にしれてみれば突っ込みどころがたくさんある。とても楽しそうだった。

今回、作品を楽しむことにくわえ、たくさんの人に会うことができたのもうれしかった。
義兄家族--子どもたちにとってのいとこ、多くの同級生、生徒時代の先輩、後輩たち。
古巣に帰り、懐かしい思いだった。







同感するが、実践するのは大変なことだと思う


小学校の大きなケヤキ。根本に洞ができていたのが気がかり。 






保全活動


土曜日、
年に何回かある、小学校、自然教室の保全活動が予定されていた。数年前はほぼ欠かさず参加していたが、最近は若の予定が重なってしまい、なかなか参加できずにいた。
今回、久しぶりに参加できるものと楽しみにしていたが、週末はあいにくの天気。保全活動も、前日のうちから中止の連絡が案内された。今年、これまでの活動日で自分が参加できた日はみな雨のために流れてしまった。
残念。

Wednesday, November 14, 2012

ニコルソン

長女に渡したSIM抜き元iPhone (3GS) は、機能制限をOn にしているので、自分で好きなAppをインストールできないようになっている。

「ニコルソンというアプリを入れたい」「ニコ動に登録するには動画を作らなければならないけれど、ニコルソンは、マイクに向かって話せばそのまま登録することができる」とは長女の説明。

自分では聞いたこともないアプリだったのでひとまず保留にして少し調べてみたら、

知らない誰かとおしゃべりできるiPhoneアプリ『ニコルソン』

って、出会い系促進のような売り文句。
これは、ちょっと許可できないな。


http://iwire.jp/news/2011/09/13/002/index.html
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20110912_476940.html


Tuesday, November 13, 2012

漢字文化

NHKスペシャル 中国文明の謎、漢字誕生の回を見る

長男が漢字好きなことから、きっと興味を持つだろうと思いながらひとりでテレビをつけたが、やがて長男がやってきて、いつの間にか家族全員がテレビの前に集まっていた。
長女も、小学校のときに読んだ三国志や映画レッドクリフのあたりから中国に興味をもち、そこに登場する国の名前--魏だの蜀だのが番組にも出てきたので興味を惹かれた様子。

中国、殷の時代から、漢字が表意文字であることを理由に言葉の違う部族の間でも普及していく様子が興味深かった。

Friday, November 02, 2012

「奇跡の教室」から

少し前にいろいろと、メディアで取り上げられたが、改めて灘高の橋本武氏について書かれた本を読む。
授業方法の特徴がいくつかまとめられているが、私自身の学校時代の記憶や長男がいま学校でやっていることの中にはこの特徴に通じると思い当たる部分もある。

小さなきっかけ、ちょっとした興味をもとに、一つの事柄を深く掘り下げて学ぶことは本の中でも書かれているが、「総合学習」を先取りする取り組み。

個性を引き出すための気持ちの持って行かせ方 -- 各人の意見を述べたり、他人の意見を交わしたりしながらよいところをまとめて一つの意見へ集約させていく「グループワーク」

教材であった「銀の匙」のように、自分史をまとめて作品にすること。自分の体験を文章にすること。

授業方法の特徴の一つ「研究ノート」自分の興味を記録し、自分なりの視点でまとめ直すためのノート。

長男も、先生から自分で興味を持ったことをまとめるノートを作っていただいた。自身の興味の幅を広げていくこと、それをまとめる力を養うことに繋がればありがたい。

よい教育を受ける機会を与えられたことを感謝したい。