最近、常用漢字関するニュースをいくつか目にした。
常用漢字に、200字近くを追加したという内容。
仕事柄、コンピューターでの漢字の扱いは苦労もあるのでこのニュースからはいろいろと連想が広がる。
まず、常用漢字について
wikipedia に依れば、漢字の使用範囲として、習うべき、使うべき漢字の目安を定めたものだが、来歴をたどれば 当用漢字 -> 常用漢字 と引き継いできた経緯もあり、戦前の漢字制限主義や戦後の国語国字改革などの産物として戦争と密接に関わる制度、と私は感じている。
義務教育で習う漢字とは関連があるものの範囲が一致するわけでもなく、また新聞は別の基準を持っているし、常用漢字を定めることがどのように役立っているのか分からない。
一方で、コンピューターで漢字を扱うには工業規格(JIS)として範囲を定める必要があり、第1水準漢字、第2水準漢字として規格化されていた。第1水準の文字選定には当用漢字が含まれるよう、参考にされたようだが、そのほかの文字も含まれている。特に、コンピューターは事務処理のために使われるので、宛名書きのために住所(市区町村名、人名)を多く含まれるように考えられたようだ。
宛名書きは、個人的にも年賀状などで関係がある。
最近はコンピューターで扱える文字の範囲に制限があることが分かって来ているので、略字や近い文字で印字することも許容されて来つつあるが、私としては、人の名前を書くときには省略などしないで表したいと思う。
以前に調べていたときに、「文字鏡」という研究会を元にパソコンで16万字を扱えるようにできるソフトウェアがあることを知った。機会があれば試してみたいと思う。
わが家としては、子どもたちの漢字学習が気になる。特に漢字好きな長男には漢字検定をチャレンジしてもらおうと思う。
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