Friday, February 14, 2014

父親講座


小学校、中高校の主催で今年度3回目の父親講座があった。
カトリックの森司教様を招いての講座。
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/森一弘

話の内容は
 「人間の、根源的な飢え渇き」
 「その中で、家庭の果たす役割について」
がテーマ。文字にしてしまうと難しい話のように思えるが実際の人の身の上に起きたことを例にして話されるので分かりやすい。

話を伺ってみて、我が家を振り返ってみれば、「そうなんだ、我が家に当てはめてみれば子どもたちは真っ当に育っているように思える、よかった」と感じられた。
そう思ったのは、最近の妻とも話していたこと。
世間では、自宅の中で子どもたちが聞き分けのいい良い子だったり、その理由が家でのしつけが厳しくて家で発散することができず、家の外に出ると意地悪をしていたりして、親にしてみれば「うちの子に限って・・・」というようなこと聞くことがある。その点我が家の子どもたちは、外でのストレスを家の中で発散している様子。そうしたストレス発散にさらされる家族としては重荷も感じるが、それだけ家の中が居心地がよいと感じていることと思い、少し安心する。

また、今回のお話のテーマそのものに通じると思うが、
こういう講座の話は人の心の内面に食い込んでくる。表面的な、外部の要求に合わせること(To do)を追い求めるのではなく、本質的な存在、存在意義、存在価値(To be)を高める努力が大切なのだと改めて感じた。

講座のあとは軽食とともに学年間の交流になるのだが、きっかけがむずかしい。ついつい、顔見知りの同学年のお父様との会話になる。受験のことを話していると1年生のお父様も加わってきた。やはり、5年後のことが心配になるようだが、今日の話に当てはめれば、受験は外部の要求に合わせて行くto do の世界。だが、この学校の良いところは宗教的な柱に根ざし、本質的な存在を大事にしているところなのではないかと思う。例としては、読書の習慣などが分かりやすいのではないか。

このような講座に参加され、共感される方が増えてゆくと良いと思う。

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