Sunday, December 16, 2012

サイエンスカフェ

土曜日は、理科ハウスのサイエンスカフェに参加。
長男も、どうしてもこのサイエンスカフェの話を聞きたいという希望から、塾の都合を調整して参加した。

テーマは「ジェンキンズ先生の深海探検物語」
講師は ロバート・ジェンキンズさん、金沢大学の助教授。
http://www.paleo-fossil.com/~robert_jenkins/index.html
http://www.paleo-fossil.com/
お会いしてみての驚きは、名前こそ英系だがまるっきり日本人。生まれは香川、育ちは東京、英語は苦手なのだそうだ。

専門は古生物学。化石などの大昔の生き物の痕跡から当時の生物の生態を研究されている。
カフェでの話はJAMSTEC と協力しながら行った深海探査の体験話。相模湾、初島付近の深海、約 1,200m の海底で、地面に掘られた巣穴を樹脂で型取る実験の話を聞かせてもらった。

ハンドメイドで作る実験装置の苦労話、調査船「なつしま」乗船時から次々と発生するピンチ、ハイパードルフィンでの探査の様子、等々あれもこれも話したいという感じで、立て板に水のように次々と出てくるエピソードについつい引き込まれていく。あっという間の2時間だった。

自分の新たな知識として興味深かったのは、化石や古い地層の研究から、古代の海底の様子 --- メタンがわき出ているところ、その周辺、そしてそこに生きていた方の分布など --- を緻密に把握できるということ。そして、今回の探査は、その古代の生態が今も続いていれば、絶対に海底の地面の下にもたくさんの生き物 (キヌタレガイなど) がいるはず、と言うところから研究の出発点になっているところが面白い。

今回の成果はいろいろな形で発信されているそうだ。
論文での発表はもちろんだが、JT の季刊誌「生命誌」の最新刊75号に掲載されるとのこと。

また、型取られた巣穴が、「東大古生物学130年の軌跡」で展示されているという。これも、長男と一緒に見に行きたい。

写真は、
理科ハウス、サイエンスカフェ恒例のティータイム。今回は巣穴型どり装置がモチーフ。
そして、今回のハンドメイド実験装置も見せてもらいました。






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