Monday, November 16, 2009

小学生の指導

フラッグフットボールの大会前に書いて公開し忘れていた記事から。

チームのコーチミーティング、というか飲み会でのこと。
集まるメンバーは藤沢が中心になるのだが、チームに参加している選手は思ったより遠くからきている人たちもいることがわかった。
聞けば、現6年生の選手はどうしてもフットボールがやりたくてウェブで調べたところ当チームに行き当たり、参加するようになったとのこと。思い入れが違う。何とか、今年、関東大会までは進めさせてやりたいと思う。

やはり、話の内容はフットボールのことが中心。チームの方針であったり子どもたちのテクニック、習得させるための練習方法、指導方法、試合での選手起用法など多岐にわたる。
小学生のスポーツ。特に、単純な走力、持久力、跳躍力を競うわけではなく、戦術の理解や作戦、相手との駆け引きなどが戦績に影響を与える競技なので、選手のやる気次第でパフォーマンスは倍以上違ってくると思う。やる気次第で、足の速い相手でも粘ってついて行くだろうし、落ち込んでいればあっさりと裏をかかれて易々とプレーを通されてしまう。-----大会を経験して、実際のところ言うほど簡単なことではない、圧倒的な体力差、個人の能力でチーム力が左右されることも思い知った。
コーチの仕事としては、戦術の組み立てもあるが、いかに選手をやる気にさせるか、乗せてやるかが一つの重要な役割だと思う。

他Blogからの受け売りの受け売りだが、「工藤ちゃんの深くて、いい話」に興味を引かれた。工藤ちゃんとは、工藤公康投手。西武線沿線で小・中・高時代を過ごした私にとって工藤投手は西武ライオンズの黄金期のメンバー。また、プロ野球現役最年長の選手として未だに活躍されていることも、スポーツをやっていたものにとっては尊敬に値する。
記事では、若手育成についての持論が披露されていた。
 とはいえ、工藤は手取り足取り教えたりはしない。ヒントは与えるが、答え
までは教えない。教え過ぎることは、教えないこと以上に罪深いことだという
ことを、彼は知っているからだ。
 だから、こう語るのである。
「答えをあげてしまうと、その人自身が考えなくなっちゃう。パズルの完成図
は一年一年、変わっていくんですよ。
 完成した絵だけわかっていても、もう次の年には変わっているから、何もで
きない。応用がきかなくなるんです」
選手に考えさせると言うことは、指導する立場としては常に意識しておきたいと思う。
小学生の指導という意味では、テクニックの基礎、作戦の知識などについて「詰め込み」で教えることも必要だが、競技の実践の場ではやはり自ら考える力を持っていることが戦力になろう。

どうやれば選手の気持ちをうまく乗せてやることができるか・・・

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