この本から、共感することがいくつか書かれていたので、抜粋しておこう。
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イギリスの本にあった足し算の問題。□にはいる数字を考えなさい。
□ + □ = 9
イギリスでは1つの答えをだすのではなく、「いろいな答えがある問題」を出す。
イギリスでは1つの答えをだすのではなく、「いろいな答えがある問題」を出す。
日本では計算問題というと多く答えは1つ。答えが1つということは、算数ではよくあることだが、これは、次のような考え方を生む。
1. なるべ速く答えを出そうとする
2. 簡単に答えを出せる方法を重んじる
3. 答えをだすマニュアルを覚えたがる
つまり、「考えない」。イギリスの問題の出し方のいいとろこは、「考えさせている」ところ。
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次の割り算の式と答えにあうような「割り算の文章題」を作りなさい。
1. なるべ速く答えを出そうとする
2. 簡単に答えを出せる方法を重んじる
3. 答えをだすマニュアルを覚えたがる
つまり、「考えない」。イギリスの問題の出し方のいいとろこは、「考えさせている」ところ。
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次の割り算の式と答えにあうような「割り算の文章題」を作りなさい。
(1) 10 ÷ 3 = 3 あまり 1 答え 3 あまり 1
(2) 2 ÷ 5 = 0.4 答え 0.4
(3) 2 ÷ 3 = 2/3 答え 2/3
こういう出題の仕方は、フランスの小学校ではよくあること。
この出題方式の「よさは何か」とは、日本の子どもたちの「マニュアル暗記で問題を解こう」という構えが通用しないこと。
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(ある、文章問題に対して)
まじめな算数問題なのですが、いまの子どもたちはギャグ的に考えてやろうとします。 (中略)
「そういうギャグには乗れない」ということにしています。そうしないと、数学的な発想をしようとしないからです。
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(ある、文章問題に対して)
まじめな算数問題なのですが、いまの子どもたちはギャグ的に考えてやろうとします。 (中略)
「そういうギャグには乗れない」ということにしています。そうしないと、数学的な発想をしようとしないからです。
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