Monday, October 30, 2006

毎日新聞 10月29日版 「暮らし豊に 役立つページ」より
「子どものブログ 注意点は」という記事。

サブタイトルの「日記感覚の危うさ、他人への配慮も」のとおり、記事の内容としては、子どもが書くが故のブログのリスクを次のようにまとめられていた
  • 自分個人が特定されてしまうような情報を自分で意図せず載せてしまうこと
  • 知らず知らずのうちに、他人のプライバシーを侵害するようなこと (個人情報、写真など)を掲載してしまうこと
これに対する対応策として、子どもに対して上記のことを注意するように親が指導すること、パソコンをリビングに設置し使用するときは親と一緒にすること、などが提案されている。

ブログに関するリスクに関しては、子ども向けに限らず大人でもブログを書く際には注意していかなければならないことだし、それなりに認知されていることだと思う。自分でも注意したいことだ。

子どもへの指導という意味では難点が多い。
  • どこまで子どものプライベートな文章に踏み入って指導をして良いものか
  • 文字だけでコミュニケーションを取らなければならないコミュニティーにいつ頃から参加させて良いものか
  • 等々
幸いにも、子どもたちはあまりパソコンを使いたがるには至っていないし、親としても積極的に使い方を覚えさせるつもりはない。
子どもたちに使い方を教えるには、熟考の上、段階を踏みながら覚えさせてゆきたいと思う。

Friday, October 27, 2006

RiSuPia

Blog記事
にてRiSuPia (「松下電器産業(株)が有明のパナソニックセンター東京にて運営する理科と数学(算数)の博物館」RiSuPia) の存在を知った。

おもしろそう。行ってみたい。
しかし、うちの子どもたちにはまだちょっと早そうだな。

同blogで紹介されていた、書籍、「オイラーの贈物―人類の至宝eiπ=-1を学ぶ」吉田武著、海鳴社刊、読んでみよう。

Wednesday, October 25, 2006

防犯シミュレーション

妻の日記より、長女の帰り道での出来事を知る。(駅で、見知らぬ男女に写真を撮られたこと)
このことを知って、また セコムと話そう「子供の防犯」ブログ の記事を思い出した。

危険な状況を想定して、あらかじめ訓練をしておくこと。犯罪シーンのシミュレーションを行うことにより、子どもにその時の行動を考えさせ、備えること。

この、シミュレーションするということはけっこう有効な準備だと思う。
我が家でも考えてみようか。

Wednesday, October 18, 2006

子どもに携帯電話は必要か


長女が小学校へ入ったときにこのテーマを考えた。
最近セコムのブログサイトに表題のテーマでの意見募集が掲げられていたので、改めて考えをまとめてみようと思う。

セコムと話そう「子供の防犯」ブログ
<トラックバックキャンペーン>みんなで考えよう"子供の防犯""子供の安全"

携帯電話というデバイス対象ではなく、携帯電話のもつ個々の機能について要不要、他に手段がないのかなどを考えてみた。

【連絡手段として】
〈子どもから親へ〉
〈親から子どもへ〉

【位置確認手段として】
GPS機能などを利用して、親が調べるため

【緊急時の通報装置として】
子どもが自ら電話をかける
非常ボタン的な使い方

前回考えたことは、
連絡手段 (子供->親)
 公衆電話で間に合わないだろうか。
 子どもの行動範囲を考えると、訪問先の施設(学校、進学教室、友人宅)、駅など電話はありそうだ
 もう少し大きくなって行動範囲が広がれば、再検討の必要がありそうだ。

連絡 手段(親->子供)
 緊急時でなければ、あらかじめ行動予定を明らかにしておくことで連絡可能なはず。
 前項のような行動範囲(学校、友人宅等)であれば親からの連絡は可能。

位置確認手段
 これも前2項に似ているが、行き先を事前に知らせておくこと、行動予定を知らせておくことで事足りる。

緊急時通報手段
 この項目は緊急時の定義やどこに通報すればよいかなどの要素を考えるのが難しいが、
  防犯ベルで良いのではないか?
  子供が犯罪に巻き込まれたような場合に、携帯電話の通話や非常ボタンが使えるかどうか疑問。
  いまの携帯電話、ココセコムなどの位置通報サービスにどこまでの防犯効果があるかどうか疑問。 (どのような犯罪のどのようなケースには携帯電話を持っていることが有効で、どのようなケースには役に立たないか、スタディが出来ていない)
  
 さらに発展系としては、ココセコムなどを利用した現場急行サービスも考えられるが、上記と同じく子供が緊急時を認識して、非常ボタンを押せるかどうかに疑問を感じる。


携帯電話でしかできないことは次の様なことだと思うが、それが必要な場面はほとんどないと思われた。

  • 親から子どもへの連絡(通学中、移動中など)
  • GPSを使っての位置確認(検索)

また携帯電話を持たせたい理由の一つには防犯があると思うが、前に上げたとおりケーススタディが出来ていないし、過去にニュースになったような子どもを対象とした犯罪(誘拐など)が、携帯電話を持っていれば防げたかどうか疑問だ。
不審者情報が聞かれるようになり、わが子に危害が及ぶのが怖い、という意見を目にするが、 不審者に危害を加えられそうになったときに、子供が携帯電話を持っていたからといって、なにが出来る?親に電話?110番?仮に親に電話がつながって、その時親はなにが出来る?
これらの疑問に、自分で納得できる答えは見つけられなかった。


一方で子どもに携帯電話を持たせることの弊害、心配事、リスクはないのだろうか
通話料金
 
通話先限定、通料金上限設定などのサービスはあるが。

メール利用に伴うリスク
 文章での意志疎通の難しさ、出会い系、迷惑メール(脅し、不当請求など)
 メールが利用できない端末にしても良いが。

ケータイウェブ利用に伴うリスク
 メール利用のケースとほぼ同じ
 通話同様にパケット料金の観点での懸念はある。

子ども携帯電話への想定外の着信
イタ電、間違い電話、悪意のある電話(嫌がらせ)

学校での授業の妨げにならないか
 不意の着信、メールが気になる、等々

結論としてはありきたりだが、各家庭の事情の応じて決めればよいことだと思う。
我が家では、今のところ携帯電話は不要との結論に至っている。

子どもの成長に応じて段階的に利用できる機能を制御可能な携帯電話があれば、使わせるかも知れないなぁ。


セコム「子供の防犯」ブログ×BlogPeople トラックバックキャンペーン

10月17日の日経のコラム


10月17日の日経のコラム「大機小機」ではWeb2.0が取り上げられていた。

従来のテレビ、新聞、書籍、雑誌ではない、一般大衆がブログなどを通して情報を発信する時代。
こういう時代になってくると、情報の価値は人に読んでもらう、利用してもらうというところに生じてくる。
ウェブやブログで発信する情報に価値を持たせるため、多くの人に読んでもらうためには、ウェブページ、記事に含まれる情報に価値があること、読みたくなるように書かれていることが重要になる。
コラムの表現では作文力が必要で「『知識』よりも『知恵』」だという。
教育改革で大切なのは知恵を育むための作文力養成なのではないかと述べている。

作文を知恵と呼ぶのは疑問を感じるが、コラム全体のトーンとしては最近読んだ何冊かの本の内容にも通じているし、それを元に自分が持った考えとも一致。

子どもたちへの教育方針としては自分の考えをまとめ、組み立てられる道具として、「作文」訓練をさせること。そのためにたくさん読書をさせることが現時点でさせるべき勉強だと思う。