すこし遡り、2週間くらい前。
長男が通っている塾にて、最近の勉強の様子を伺う機会があった。
本人の気持ちとして、まだまだ受験すること、試験で点を取ること、に焦点があっていないことがよくわかった。 このままの状態で試験の当日を迎えてしまうのか、どこか間際ででも取り組む態度を切り替えられればよいのに、と思う。時期的にも反抗期と重なり、素直に言われたことを受け入れられないことはなおさら心配にさせられる。
反抗期で素直でないことは個人の成長の過程として然るべきこと、必要なステップ、だと思うが受験の方が時期をずらすことが出来ないだけに辛い。それでも、ふとした瞬間素直に言われたことを受け入れることもある。どんなときにそうなのか、あまり確証はないが、本人の自主性を尊重して言葉を掛けたようなときだろうか。
「早く寝なさい」ではなく、「明日、起きられなくなる」とか、
「テレビはもうやめなさい」とか「勉強を早くやってしまいなさい」ではなく、「やらなくちゃならない宿題はもう終わっているのか?」とかとか。
先生からは長男らしい一面も聞く。
国語の試験中に手が停まっているのでどうしたのか訊くと、問題に出された文章が面白く思わず読み入っていたり、理数系の難しい問題に「挑戦する」傾向が強いとか。
試験対策という意味では、確実に点を稼げるところを落とさないように気をつけるべきなのだろうが、本人の気持ち的に「挑戦」することに惹かれるのだろう。
エレガントさや美しさをもとめ問題を解く方法を何通りも教えていたような時代だったら嬉しかっただろう。
試験の壁を乗り越えて、好きなように勉強できる日が早く迎えられるとよい。