小学生スポーツの指導に関わっている身にとって、とても参考になる番組があった。
NHK で放送された「奇跡のレッスン」 サッカーの回とテニスの回
コーチングのヒントが満載!もっといろいろ、もっとたくさん見てみたい。
番組のエッセンスと感じた点をメモ
共通しているのは、素早く考えさせること(状況判断を素早く下せる能力を付けさせていくこと)、そして楽しむこと。
そして、そのコツとしては、失敗を怒らないこと。
サッカー
コーチは、6年前からフットサル日本代表監督を務めるスペイン人、ミゲル・ロドリゴさん。
[失敗を恐れない]
- リスクのないところから得られるものはない
- 失敗から得られるものが大きい
- 失敗を恐れず、チャレンジさせる (心を鍛えること、自信を持つことにつながる)
[速く考えること]
- 2秒先が見えるマシーンを自分の中につくる(*) ゴールデンエイジと言われるこの年代 (9-12才) 言われたことはすぐに吸収する力を持っている
[コーチとしての秘訣]
- 答えを自分で見つけさせる (それには時間が掛かるが、待つことが必要)
- 失敗したら止めて考えさせる (怒らない、間違いは学ぶためのチャンス)
- うまくできたら褒める
コーチの言葉は魔法の言葉。
褒めるときは、才能ではなく努力したことを褒める
[コミュニケーション]
- チームメイトとコミュニケーションを取ること
[いくつかのヒント]
- パスのボールは弱いボールがよいか、強い(速い)ボールがよいか
- 自分の前にディフェンスの選手がいなくなったらどうするのがよいか
- 相手の裏をかくプレー (何のためにフェイントをかけるか。 --- バカ正直では自分のプレーはすぐに邪魔されてしまう)
ビデオを見なおしてみたが、
あまりノウハウのバリエーションを紹介しているわけではない。レッスンを通じて見せられる様々な場面でも、キーとなるコンセプトは変わっていない。同じことを、いろいろな方法で、イロイロな角度から子どもたちにアプローチし、それを繰り返している。そしてあきさせないための工夫を数多く持っていることがこのコーチが持っている(他の人には出来ない)魅力なのだと思う。
テニス
http://www4.nhk.or.jp/P3562/x/2015-05-09/11/31838/
テニスの回のコーチは、スペインテニス協会のコーチ指導・研究部門ディレクター、ダビッド・サンズ・リバスさん。
[基本動作]
- なぜその動きが大切なのか考えさせる
[楽しむこと]
- 練習の終わりには楽しい練習で終わる
- また次の練習に来たいという気持ちを持たせる
- 自信が、なさそうな人には近くで声をかけてあげる
- 夢中になれば自ずから集中力が生まれる
- 楽しんで練習するということは、リラックスするわけではない、夢中になって集中する
- 逆境を楽しむ
[意味を考える]
- 練習、動きの目的を明確にする
- 目的を自覚することが大事、モチベーションに繋がる
- 試合、楽しかったか、やろうと思ったことはできたのか(練習してきたことは出来たのか)
そして試合結果(勝負)はどうだったのか
http://www.nhk.or.jp/bs-blog/100/200397.html |
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